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有名美容室のトップスタイリストが集結。ヘアケア機器Hydraidを使った特別施術とは?

歳嶋建国(MINX)×川島修身(PEEK-A-BOO)×内田聡一郎(LECO)×本田泰伸(GARDEN)×北野由浩(Hair brisa )×飯岡暁(Lien SALON & SPA)

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大手自動車部品メーカー・アイシンが開発した最新美容機器、「Hydraid(ハイドレイド)」。世界初(※)のテクノロジーで、空気中の水分子をキューティクルの隙間よりも小さな水粒子に変換し、髪を補修する次世代の美容機器だ。2021年12月、アイシンと「アタラシイものや体験の応援購入サービス」を展開するマクアケ、Hydraidの可能性に共感した6つの都内有名美容室が協力し、「Hydraid Hair Show」を開始。これは各美容室が考案した、Hydraidのオリジナル施術メニューをMakuake上で応援購入できるという企画だ。

そのお披露目イベントである「Hydraid Hair Show OPENING CELEBRATION」がIWAI OMOTESANDOで開催された。イベントでは「Hydraid Hair Show」の施術プログラムに協力した美容室の代表者が登壇。Hydraidの魅力や考案した施術についてトークセッションを行なった。本記事では、当日の様子をレポートする。

※国内外論文および特許の自社調査結果(2021年9月15日現在、アイシン調べ)

取材・文:株式会社雪か企画 写真:株式会社ヒゲ企画 編集:株式会社CINRA

自動車業界から美容に。テクノロジーで挑戦することへのこだわり

この日マクアケ上に公開された「Hydraid Hair Show」。Hydraidのヘアケアに、有名美容室の強みを組み合わせたオリジナルの施術メニューが発表された。

イベントのオープニングコメントでは、アイシンイノベーションセンターAIRビジネス推進室室長の井上慎介氏と、マクアケ専門性執行役員/R&Dプロデューサーの北原成憲氏が登壇。開発者、プロデューサーの視点からHydraidの特徴やビジョンを語った。

マクアケ 専門性執行役員 / R&Dプロデューサー 北原成憲氏(左)。アイシン イノベーションセンター AIRビジネス推進室室長 井上慎介氏(右)(写真:主催者提供)

北原:Hydraidは、アイシンさんのテクノロジーを活用した美容機器で、私たちマクアケも2017年から一緒に商品開発に携わってきました。

「美容室は、髪と地肌をいたわる場所へ。」をスローガンに掲げ、「髪や地肌そのものを健康に保つ」ことにフォーカスをすることで、美容室の新たな価値を創造したいと考えています。お客さまは、いままでよりも大胆かつ頻繁なヘアチェンジが可能になり、これまでダメージを気にしてできなかったスタイルにも、どんどん挑戦していただけると確信しています。

井上:私たちアイシンがマクアケさんと一緒に取り組んだポイントは2つあります。1つは、「本業ではない理美容業界への挑戦」。もう1つは、「技術を形にし、お客さまに体験していただくことにこだわる」ということです。

Hydraidの特徴は、スチームとは違い、目には見えないほど小さな水が出てくること。自動車業界で培ったテクノロジーを活用し、空気中の水分子をキューティクルの隙間よりも小さい水粒子に変換することに成功しました。水粒子に化学物質は一切含まれておらず、髪にもともと含まれている「結合水」に近い性質を持つ水として髪の内部に定着します。そうすることで、潤いとまとまりのある理想の髪質が実現できるのです。

Hydraidが「ただ待つだけの時間」を「価値のある時間」に変える

次に、今回のプロジェクトに賛同した6つの美容室の代表者によるトークセッションが行われた。マクアケの北原氏を司会に、それぞれの美容室から見たHydraidの印象や魅力、導入のメリットが語られた。

(写真:主催者提供)

MINX・歳嶋:噴射されているはずの水が目に見えない小ささなので、はじめは「本当に効いているのかな?」というのが正直な感想でした。しかし、何人ものお客さまに試していくなかで、驚くほど髪の質感が変わっていくのを実感して。

たとえば傷んだ毛は、触ったときにザラつきがちですが、Hydraidをあてると根元から毛先までがつるんと同じ質感になるんです。お客さまからも、「スタイリングがしやすくなった」など、Hydraidの効果を実感したという声をいただいています。

MINX取締役 / ディレクター 歳嶋建国氏。『KAMI CHARISMA(カミカリスマ)東京』で、2020・2021の2年連続一つ星を受賞するなど受賞歴も多数(写真:主催者提供)

PEEK-A-BOO・川島:Hydraidはいままでの美容業界になかった、新しい技術が使われた機器ということで興味がありました。実際に使ってみると、髪はもちろん、地肌にも効果もあるという印象です。

PEEK-A-BOO 代表取締役社長 川島修身氏。2000年にPEEK-A-BOO入社。2005年から2008年まで渡英。帰国後は、経営およびサロンワークを中心にスタッフの指導、国内・海外の講習会、セミナーなど幅広く活動(写真:主催者提供)

続いて、北原氏から「Hydraidをどのようなお客さまに試していただきたいですか」と聞かれると、登壇者たちは「エイジングの乾燥によるうねりが出てきた方」「明るいカラーをくり返してダメージを受けている方」「毎日ヘアアイロンを使用して髪が硬くなっている方」「髪が膨らみやすい方」などと答えた。

髪を理想の状態にするという点では確かな技術を持つHydraid。一方、美容院の経営という点では導入するにあたって、どのようなメリットがあるのだろうか。MINXで経営の役割を担う歳嶋氏はHydraidの施術の特徴からメリットを語った。

歳嶋:Hydraidはカラーリングやパーマの待ち時間に施術を行なうことができます。通常の待ち時間は、お客さまにとってはただ待たされている時間ですし、美容師にとってもなにもすることができない時間です。それが、Hydraidを導入することで、マネタイズできる「価値のある時間」に変わりました。機器のスイッチを入れると、いわば機械が自動で髪をきれいにしてくれるので効率が上がります。

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